忙しい毎日だからこそ。立ち止まって味わう人生を
自己紹介:パートナーが始めた事業。支える中で資格を取得した
自己紹介をお願いします。
鶴田 順子(つるた じゅんこ)です。60代で、住まいは宮崎市です。
現在は、主人と2人暮らしです。
息子が二人おり、長男は不動産会社有限会社ライブライフ、次男は保険代理店やファイナンシャルプランナーなどの事業を行う株式会社OHANAの代表を務めています。
現在のお仕事に就職したきっかけを教えて下さい。
都城市出身で、高校卒業後、ホテルのフロントキャッシャーとして就職しました。結婚して、いわゆる「寿退社」をし、専業主婦になりました。
主人は、1980年代、今から40年ほど前に建設業をメインにして事業を立ち上げました。そして、不動産や保険代理店を始め、事業を拡大していきました。
息子たちに事業継承し、今に至ります。
経理業務や営業業務などを手伝う中で、子育てしながらたくさんの資格を取得してきました。
不動産の事業に役立つだろうと「宅地建物取引士」を取得したり、インテリアコーディネーターやファイナンシャルプランナー、外貨建保険販売資格者などを取得してきました。
自身の失敗:3年で辞めてしまった年金保険。60歳は、本当に来る
ご自身が、お金や資産運用で失敗したことはありますか?
失敗というか、後悔していることはあります。
30代の頃、生命保険の営業の方がいらしていて「個人年金」に入っておくといいですよ、と勧めていただいたことがありました。月々1万円ほどで、続けていれば、60歳から年金を終身でいただけるというものでした。今ではもうない商品です。
でも、当時は続かなくて。3年経った時に、ふと辞めたくなってしまったんです。「60歳なんて遠い」そんな気がして。
でもしっかり今や60代。本当に歳って取るものなんだなと感じています。
同時に、あのとき続けていれば…と後悔もしました。
月々1万円で終身で保証されるのは、ありがたいですね。たった数年で、ふと辞めてしまう気持ち、とてもわかります。
そうですよね。結構そういうお客様が多いんです。
でも、時代の流れに合わせて保険の形も変わっていきます。色んなタイプがあるので、ぜひ定期的にプロに相談いただいて、内容を検討してほしいです。
同じ後悔をしてほしくないので、良いものは良いとしっかりお伝えしています。
当時だったらできたのに、って心底思いますから。
実現したい未来:ひとりひとりの人生に寄り添うサポートを
ここまで数十年この世界にいらっしゃいますが、時代の推移に合わせて、お客様との関係性も変わってきているのでしょうか?
そうですね。新型コロナウイルス感染症を経て、かなりスタイルが変わったように思います。今は、「寄り添う」スタイルでお話をするようにしています。
「伴走者」や「支援者」といった立ち位置です。
皆さんの近況を伺い、お悩みや困りごとがないかを汲み取る。そのうえで、皆さんの人生が豊かになるようなご提案をする。
そんな関係性の築き方を大事にしています。
お金や人生の悩みって、言える人と言えない人がいますよね。思い切って心を開いて言っていただけると、とても嬉しいです。加えて、何かお助けできないかなぁと思い、動きたくなるんです。
皆さんの人生に、10〜20年かけて伴走していくお仕事。
何かが起こった時に、すぐに頼っていただけるような存在になりたいですね。何でも話せるような信頼関係を築けたら嬉しいです。
コレカラ女子へのメッセージ:忙しいからこそ、立ち止まって味わう人生を送ってほしい
最後に、この記事を読んでいる皆さんへメッセージをお願いします。
忙しく過ぎる毎日。忙しいからこそ、少しの時間でいいので「自分」のことを考える時間を作ってほしいですね。
例えば空。空が青くて美しいなぁ、ってその瞬間を味わう。
子どもたちとの「嬉しい」「楽しい」を、今一度立ち止まってじっくり味わう。家事をするときも、お買い物するときも、その経験ひとつひとつの価値を成長の機会だと思って味わう。
これって、意識しないと意外とできないんですよね。
じっくり味わうことがくせになると、何事も吸収できる人になれる。だからこそ、人生を楽しむことができると思うんです。
そこを意識して過ごしてきた60代と、そうじゃない60代だとものすごく差があると思うんです。
コレカラ女子の皆さんには、人生得するような生き方をしてほしいですね。