モヤモヤを「すっきり!」に。自分を大切にする人生を

自己紹介:海外で感じた金融リテラシーの差。危機感からの行動

自己紹介をお願いします。

阿万 愛(あまん あい)です。

30代で宮崎市内に住まいがあり、夫と息子2人の4人暮らしです。

現在のお仕事に就職したきっかけを教えて下さい。

宮崎市出身で、高校は宮崎日本大学高等学校の英語進学課を卒業。

熊本の大学に進学し、国際経済を学びました。卒業後は、福岡へ行き、広告関係の仕事に就職しました。

25歳のとき、車や火災保険関連を扱う保険代理店に転職。26歳でファイナンシャルプランナーの資格を取得しました。一般社団法人資産運用検定協会の資産運用検定3級も持っています。

今は、宮崎市内の保険代理店でファイナンシャルプランナーとして活動する傍ら、子どもたちの金融教育「キッズマネースクール」の講師をしています。

学生時代は国際的なお仕事を目指されていたのですか?

そうですね。当時は海外にとても興味がありました。

海外の形の交流の中で、日本の金融リテラシーとの大きな差を感じる出来事があったんです。

まず、シンガポールの子をホームステイで受け入れをしたときです。

シンガポールは豊かな国だということは知られているかと思いますが、義務教育で金融教育がなされていて、友達同士で当たり前に「投資」の話をしていました。

オーストラリアに行った際には、「リタイヤしたらハワイに3ヶ月旅行するんだよ」と話している方がいて。そんな人日本で見たことがないな、と驚きました。

そこで、何をしているのか聞いてみると、「運用」をしているとの回答だったんです。

私もそんな老後を送りたいと思いましたし、そのためには自分で学んで動いていかなくちゃならないなと危機感を覚えました。これから運用を学んで、好きな旅行に行ったり、ゆとりある老後を過ごしたいなと思ったんです。

特に、今の日本は「低金利」と「少子化」という問題に直面しています。

銀行に置いておくだけだと今の物価上昇についていけません。

自身の失敗:お金は使えば無くなる、を体感した学生時代

ご自身が、お金や資産運用で失敗したことはありますか?

高校生時代に留学をしたとき、親から「10万円」を貰っていきました。

そのときは、今楽しければいいやという感覚で、計画的に使うことなく最初の1ヶ月でバーっと使い切ってしまって。

当たり前なんだけども「使ったらなくなっちゃうんだな」と実感しました。

そこから、残りの9ヶ月は、しっかり欲しいものを精査して使わなくちゃと計画性を持つようになりました。

学生時代は特に、計画性を持ってお金を使うって難しいですよね。

そうですね。

特に日本では、学校で金融教育があるわけでもないし、親御さんで貯金以外の投資や運用をしている人はそう多くはない。

お金の使い方について、そもそも教わっていないことが多いんです。

私自身、子どもが産まれてからは、子どもにどうやってお金の価値を伝えればいいかわからないな、とも感じていました。

そこで始めたのが「キッズマネースクール」の認定講師でした。

キッズマネースクールとはどんなものなのでしょうか?

幼稚園生から小学生までのお子さんと親御さんが親子で学べる金融スクールです。

子どもたちが興味を持てるアクティビティやゲーム形式を取り入れながら、お金の使い方や稼ぐことの大切さ、計画的に管理する方法などをお伝えしています。

赤ずきんちゃんの劇を通じて、お買い物の方法を学ぶ
お買い物を実践!
レジで支払いも体験

親御さんに向けても金融知識の共有をするので、親子で楽しみながら学んでいただくことができます。

参加した保護者と話す様子

実現したい未来:モヤモヤをスッキリに。安心した暮らしを

親子で学べるという点がいいですね。

そうですね。親御さんがそもそも金融教育を受けていないので、一緒に学んでいただけることでより相乗効果が図れると思っています。

皆さん、保険もそうなのですが「ずっとやらなくちゃ」と思ってモヤモヤしてたけど、やれていなかったってことが多いんです。

確かに、お金のことや保険のこと、見直したほうがいいんだろうけど後回しにしちゃいがちです。

ご自身の仕事でバタバタしていたり、家に帰れば子どものことで忙しかったり。なかなか時間もないし、自分のことは後回しにしちゃいますよね。わかります。

子どもさんと一緒にお金のことを学んで、家計のことを考えて、保険を見直す時間を作ると、皆さん「スッキリした」っておっしゃいます。

なかなか一人ではできないことなので、伴走者として、そんな方たちのお役に立てるといいなと思っています。

コレカラ女子へのメッセージ:「自分」を大切にする。検診に行ってほしい!

最後に、この記事を読んでいる皆さんへメッセージをお願いします。

女性は、女性特有のがんや病気があり、特に「子宮頸がん」の罹患率は宮崎は全国ワースト2(※)なんです。

加えて、二次予防である検診率の低さも問題です。

諸外国では受診率が約60〜80%なのに対し、日本では約40%程度にとどまっています。定期的に検診を受けることで、早期発見につながります。ぜひ、定期的な検診を習慣化してほしいです。

がんになると、治療や手術のために長期的に仕事や生活へ大きな影響が及びます。また、一度がんを患うと、がん保険に加入することが難しくなります。

だからこそ、予防や検診、そしていざというときのための保険を、元気なうちにしっかりと考えておくことが重要です。

治療にはホルモン療法が長期間必要になることが多く、注射、点滴、飲み薬など、体の状態に合わせた方法が選ばれます。たとえば、ホルモン注射は一般的に1回約7万円かかり、これを長期間継続する必要がある場合、費用の負担は非常に大きくなります。

働けない状況に加えて高額な治療費がかかるため、心身ともに大きな負担が生じます。お金が理由で治療を諦めることがないよう、そして元気なうちに備えを整えておいてほしいです。

今では、保険の申し込みや手続きがWebで簡単に完結することが増えています。少しでも気になることがあれば、ぜひ気軽に相談してみてください。

まず第一に大切なのは定期的な「検診」です!家族のためにも、何より「自分自身」を大切にしてほしいと思います。

※子宮頸がん:子宮の入り口である“子宮頸部”に発生するがん。比較的若い世代に発症しやすく、30歳代後半が発症年齢のピーク。年間約8,500人が発症し、約2,500人が死亡。宮崎県は罹患率が高く、死亡率は全国ワースト2位(2022年時点)。予防としては、HPVワクチンの接種が有効とされている。

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