投資の基本の「き」:どんな投資の種類があるの?FPに聞いてみた!
「投資って、なんだか難しそう」――そう思って一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。でも、将来に備えるためには“お金にも働いてもらう”ことが大切。
今回は、初心者向けに「投資の基本」をテーマに、ファイナンシャルプランナーの堀切さんにやさしく解説してもらいました。
投資と投機の違いから、代表的な投資商品まで、わかりやすくご紹介します!
そもそも「投資」と「投機」って何が違うの?
最近「投資」ってよく聞くけど、「投機」と何が違うんですか?同じように思えちゃって…。

とてもいい質問ですね!簡単に言うと、投資は“将来の価値を見込んでじっくり資産を増やすこと”、一方で投機は“短期間で利益を狙うギャンブル性の高い取引”です。
なるほど、時間のかけ方やリスクの取り方が違うんですね。

そうです。投資は基本的に長期的にじっくり資産を育てるイメージを持ってもらうとよいでしょう。
投資の種類って、どんなものがあるの?
投資っていろいろあるみたいだけど、何から知ればいいですか?

代表的な投資対象をいくつか紹介しましょう。大きく分けて以下のようなものがあります。


● 個別株(株式投資)
よくニュースで「株価が上がった」「下がった」って聞きますよね。それが「個別株」です。
個別株投資は、企業の株を直接買って、その会社の成長に期待して利益を得る方法です。うまくいけば株価の上昇益や配当金が得られます。
ただし、企業の業績や経済の動向に大きく左右されるので、リスクも高めです。
情報収集や分析が必要になります。
● 投資信託(ファンド)
投資信託は、プロが代わりに運用してくれる”商品“です。少額から始められて、リスク分散もしやすいので、初心者におすすめです。
複数の株や債券などに分散投資してくれるので、リスクを抑えながら運用できますよ。
長期運用視点が大事です!
● FX(外国為替証拠金取引)
FXは外国の通貨を売買して利益を狙う投資です。値動きが激しい分、リターンも大きいけれどリスクも高め。
ちょっと上級者向けです!短期的な利益を狙う「投機」に近い面もあるので、経験や知識が必要になります。
● 不動産投資
アパートやマンションなどの物件を所有して、家賃収入や売却益を得る投資です。安定した収入が見込めますが、初期費用や管理の手間もあります。
基本的には、大きな資金が必要なのですが、最近では、小口化された不動産クラウドファンディングなども出てきていて、少額から始められる選択肢も増えていますよ。
● 債券(国債・社債)
債券は、国や企業にお金を貸して、利子をもらう仕組みです。リスクは低めで、安定した収入を得たい人に向いています。
株よりも安全なイメージかもしれません。満期まで持てば元本が戻る可能性が高く、特に国債は信頼性が高いです。
個別株と社債の違いって?
そういえば、「株」と「社債」って同じ会社に投資してるのに、何が違うんですか?

いい視点ですね!大きく違うのは、立場とリスクの取り方です。
個別株の投資家は、企業の「オーナー」の一部になります。
利益が出れば配当や株価上昇で大きな利益を得られる一方、会社がうまくいかないと株価が下がったり、最悪“ゼロ”になるリスクもあります。
一方、社債の保有者は「貸している側」、つまり債権者です。
あらかじめ決められた利子(利回り)を受け取れますが、株ほどの高いリターンは期待できません。
なるほど、株は“会社の仲間”、社債は“会社にお金を貸してる人”ってことですね。

まさにその通り!
株はリスクもリターンも大きい、社債は安定を求める人向きと覚えておくといいですよ。
初心者におすすめの投資は?
これから投資を始めたいと思ってるんですけど、初心者には何がおすすめですか?

まずは少額から始められて、分散効果のある投資信託が安心です。NISA制度を活用すれば、非課税で運用益を得ることもできますよ。
NISAや新NISAについては、詳しい記事を以前リリースしていますので、ぜひ見てみてくださいね!

資産形成は一歩ずつで大丈夫。まずは「知ること」から始めましょう。
まとめ

投資と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、「自分の目的や性格に合った方法を知る」ことが何より大切です。
ひとりで判断するのが難しいときは、お金の専門家ファイナンシャルプランナーをぜひ活用してくださいね!相談は無料です。
無理のない範囲で、少しずつお金と向き合っていきましょう。